第140回「こすぎの大学~武蔵小杉と医療・医学と街づくり〜」(2024年 5月10日)

総合川崎臨港病院 理事長 渡邊嘉行さん
総合川崎臨港病院 理事長 渡邊嘉行さん

第140回こすぎの大学のテーマは「なぜ医療と医学から街づくりなのか」。先生役は医療法人社団和光会・総合川崎臨港病院 理事長で認定NPOキッズアートプロジェクトの代表でもある渡邊嘉行さん。

 

医療と医学の狭い分野が、様々な企業・ヒトと繋がり、モノだけでなくコトづくりに繋げる仕掛けを一緒に考えました。ワークショップでは、参加者に本物の手術着に着替え、実際の肉をメスで切開したあと、縫合する貴重な体験もしました。まさに大人のキッザニアな授業でした。

 

【日時 】2024年 5月10日(金)19:28-21:15

【先生役】医療法人社団和光会・総合川崎臨港病院 理事長 渡邊嘉行さん 

【場所 】中原区役所

【参加者】

 

●渡邊嘉行さんのプロフィール

医科大学在籍時代に発見したアイディアが特許取得となり、医療(ベッドサイド)から研究(ベンチサイド)の道にすすみ、米国テキサス大学留学後に帰国、再度医療の世界に戻ることで自身の考え方が大きくかわる。現在は中小病院の医療・経営をしながら、3大学の客員教授・非常勤講師業務をこなし、さらに、国内外企業とのコラボレーションにより、モノ作りに終わらず、コトづくりまで実現できることに拘りをもちながら奮闘中。やりがいは、往診とボランティア。

【履歴】

平成1年 桐蔭学園高校 卒業

平成6年 聖マリアンナ医科大学 医学部医学科 卒業

平成6年 医師国家試験合格

平成14年 国立がんセンター中央病院 内視鏡部国内研修

平成17年 札幌医科大学 付属がん研究所 分子生物学部門国内研修

平成18年 米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター白血病科 国外研修

平成25年 聖マリアンナ医科大学 消化器内科 臨床教授就任

平成25年 医療法人社団和光会 総合川崎臨港病院 病院長就任

平成31年 日本医科大学武蔵小杉病院 消化器内科 非常勤講師就任

令和2年 医療法人社団和光会 総合川崎臨港病院 理事長・病院長就任

令和3年 医療法人社団和光会 総合川崎臨港病院 理事長就任

令和3年 東邦大学医療センター大森病院 耳鼻咽喉科 客員教授就任

 

認定NPO法人キッズアートプロジェクト

http://kidsartproject.jp/

https://kidsartproject.my.canva.site/

 


授業風景

授業風景を企画編集ユニット6355の保崎幸一さんが撮影。まずは先生役 渡邊嘉行さんが話題提供する姿を。

チェックインでの自己紹介。紹介内容は「病院の思い出やイメージ」。十人十色の思い出やイメージを語っていただきました。

先生役 渡邊嘉行さんが医療に携わるようになったきっかけやアメリカの大学で研究に取り組んでいた当時の話を聞いた後は、おまちかねの手術体験会。危険が伴うので真剣かつ丁寧に教える姿が印象的でした。

生徒役(参加者)のみなさんが先生役 渡邊嘉行さんからの教えを意識しながら真剣に手術着を装着し、メスで肉を切開し、最後には縫合までの体験をしました。貴重な体験。大人のキッザニア。キッザニアと違うのは体験に加えて、渡邊嘉行さんの医療にかけるストーリーをお聞きできたこと。体験とストーリー。みんなが渡邊嘉行さんのファンになり、同じ街で暮らせることをうれしく感じた時間だったはずです。

貴重な体験ができた授業の後は、みんなで集合写真。手術着を装着している方はドクターな感じでポージング。

授業の最後には参加者を代表して、先生役 渡邊嘉行さんに感想とお礼の言葉を伝えました。

授業風景をグラレコ。授業を終えて笑顔な先生役 渡邊嘉行さんと一緒に。

レポート

医師でもある渡邊嘉行さんがアメリカでの経験を通じて川崎でチャレンジする数々の取り組み。健康に暮らし続けられること、病気になっても希望を抱いて地域と関わり続けられること、その人のことを忘れないこと、・・・。

 

①共創、②感謝の往診、③(命を預かる)真剣さと(命を尊う)優しさ、④体験の共有知化、というキーワードを思い浮かびながらグラレコしました。